この度当社は品質管理体制強化のため、新しい品質管理システムを導入いたしました。
これまで品質データ管理は自社で作成したExcelやAccessでデータ収集し、製品の合否判定等を行っていました。
品質測定時には意図せず入力キーを押してしまっていたなどの測定ミスが発生することもあり、その際は正しいデータに修正する必要がありますが、これまでの手法では入力ミスと改ざんの区別が難しく、「データを改ざんしていないこと」を証明する手段がありませんでした。
また、得られた測定データ処理においては自社で作成したExcelマクロ等を用いておりましたが、マクロの構成が複雑化し、作成した担当者が異動してしまうと、フォーマット等変更が必要な時に時間がとられてしまう、などの課題もありました。
こうした背景から、より透明性と一貫性のある品質管理体制の構築が急務と考え、新しい品質管理システムの導入を決定しました。
今回導入した品質管理システムQC-Oneは、検査データの収集・管理から成績書の作成までを一元化し、データ改ざん防止や内部統制の強化を実現するシステムです。
このシステムにより、マクロの属人化も避けることができ、さらに品質管理業務の効率化につながることが期待されます。
同システムの提供会社・宇部情報システム様のホームページでも導入事例として紹介されました。
▶ 導入事例記事はこちら:https://www.uis-inf.co.jp/qc-one/case/case09.html
当社では「悪いものを外に出さない」という品質への信念のもと、JIS規格に基づく各種試験を行い、その結果を製造工程に反映させる体制を構築しています。今後もお客様に安心して製品をお使いいただけるよう、品質管理体制の継続的な改善に努めてまいります。