厚さ28ミリの床下地材。耐水タイプのMDFで一日の吸水量が一般的な合板の1/5と少なく、また乾きやすい特性を持っています。非住宅建築は工期が長く、床下地材への雨掛かりが避けられないことが多いですが、リスクへの備えとしてご紹介したところ非常に好評でした。一枚当たり30キロを超える重さは、作業性が気になるとのご指摘の一方で、重さゆえの遮音性をメリットとして調査しては、との貴重なアドバイスもいただきました。
③ビス留め耐力壁(開発中)
既製品「構造用スターウッド」に高耐力ビス(ネジ)を使うことで、軸材への打付本数を釘の半分にしつつ高耐力を実現します。賛否さまざまな視点からいただきましたご意見に耳を傾け、より社会に貢献できる仕様を意識して、一年後の大臣認定取得を目指します。
④MDF積層板(開発中)
薄物MDFを複数枚積層接着したものを、ラックに加工して展示しました。2色のMDFを交互に積層したシンプルなデザインで目を引くだけでなく、MDFを使うことで二酸化炭素を長期固定し、温暖化対策の一助を担うという社会的課題に触れた、本展示会の本質を象徴する内容としました。ラックを一例として、アイデアを膨らませて様々な加工にチャレンジし、用途のご提案ができるよう努めます。
■ ご来場の御礼と今後のご案内
お忙しい中、弊社ブースにお立ち寄りくださった皆様に心より感謝申し上げます。展示会当日にご紹介しきれなかった製品情報や、具体的な商談のご要望がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
今後も、非住宅分野における木造建築のさらなる普及と発展に貢献できるよう、製品開発とサービス向上に努めてまいります。引き続きご指導・ご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。