野地用MDFの施工現場見学
二月某日、東海地区の当社のお客様である建設会社様に許可をいただき、住宅上棟工事を見学してきました。
耐力面材「構造用スターウッド」の3x10判と、野地板「スターウッド野地」の3x6判をご採用いただいております。いずれも耐久性と透湿性を兼ね備えた、当社が自信を持って製造する構造系商品です。
工事現場で当商品を取り扱う方々の率直なご意見をお聞きして、今後のサービス改善に生かせるよう積極的に見学に行かせていただいております。
当社が現地に到着したのはお昼過ぎ、見学当日は朝から快晴でした。
到着時の様子です。「構造用スターウッド」は二階の仮留めがほとんど終わっていました。これから施工の始まる「スターウッド野地」がクレーンで吊り上げられたところでした。
「スターウッド野地」にロープを掛け、二回目の吊るす準備に入るところです。グリーンのロープで左右二か所、掛けていきます。
切妻屋根で勾配は四寸(傾斜21.8°)、垂木間隔は364ミリです。今回は屋根で水平構面の構造計算を必要とするため、床倍率を適用します。
「スターウッド野地」はN50釘を使い、150ミリ間隔で垂木に川の字に固定していきます。当商品は高強度を実現するため、当社商品比でより頑丈に設計しています。釘打機を使いましたが、ところどころ釘頭が残る部分があるため、手で増し打ちしていただきました。また、大工さんには、歩行時に少し滑りやすさを感じる、ともご感想をいただきました。改良余地がまだありそうです。
この後、雨仕舞を行い当日の作業は終了です。
大工さんの連携が良く取れており、スムーズに作業の進んでいる印象を受けました。施工自体は申し分なく、安心して見学させていただきました。
本会社様には、新しい工法についてもご提案をいただいております。今以上によい関係を築けるよう、当社も技術を磨いてゆきたいと身の引き締まる思いで見学を終えました。
最後に、見学に際し、ご快諾をいただいた会社様および大工さんの皆様には大変お世話になり感謝とお礼を申し上げます。ありがとうございました。