MDFとはMedium Density Fiberboardの頭文字を取った略語で、中密度繊維板のことを指します。
MDFがどのようなものでなにに使われるのか説明いたします。
MDFとはMedium Density Fiberboardの頭文字で日本語では「中密度繊維板」と訳します。木材を主原料とした板状の製品で主に家具、内装・構造等建築材建材に使われています。MDFはアメリカで造られたのが始まりで、今では世界中で年間1億m3(立方メートル)供給され、これからも世界的に需要の拡大が期待されています。
参照)日本繊維板工業会HP
FAO Forestry Production and Trade 2023
ホクシンで製造するMDFを主な対象とし、JIS A 5905繊維板に示されている区分を参考にしながら、主に表面や品質の違いについてご説明します。
参考)JIS A 5905 「繊維板」

■表面
【素地MDF】
両面が研磨されていない無研磨板、両面が研磨されている研磨板があります。
【化粧MDF】
片面または両面に化粧単板や合成樹脂シートなどを接着したものから塗装で仕上げたものなどがあります。
ホクシンでは素地MDFのうち研磨板を取り扱っています。
■接着剤・耐水性
MDFは製造時に使用する接着剤によっても耐水性や湿熱性の性能が異なってきます。耐水性の違いで普通(Uタイプ)、耐水1(Mタイプ)、耐水2(Pタイプ)に分けられます。
ホクシンでは、耐水性・耐湿熱性に優れたMDFとして、主に耐水1(Mタイプ)および耐水2(Pタイプ)を製造しております。これらを「耐水MDF」と称しており、汎用MDFとは区別してご提供しています。
主に建築物の耐力面材に用いるMDFを指します。
耐久性が要求されるため、普通(Uタイプ)は無く、耐水1(Mタイプ)と耐水2(Pタイプ)の2種類になります。密度は普通MDFが0.35g/㎝3以上であるのに対して0.70g/㎝3以上、0.85g/㎝3未満と範囲が限られ、また、釘に対する強度の基準があります。
ホクシンでは「構造用スターウッド」として、耐力面材や野地用にご提供しています。

MDFは木材を主体とするため、水を含めば膨らむことがあります。一過性の水掛かりには耐水グレードのMDFを素で使う手もありますが、耐久材として使う場合には、シートを貼ったり塗装をするなどし、防水処理を行って下さい。塗装の前にシーラー(目留め)とサンダーペーパーによる研磨を行うことで防水性が高まり、きれいな状態を長く維持することができます。
MDFをビスで固定する等、強さを必要とする場合は表裏面を使うようにして下さい。製法上、MDFの厚さ方向の密度は、一般的に表裏層が高く中心層は低くなります。MDFの密度と力学的強度は密接に関わり、正の相関傾向があります。やむなく中心層を使う場合には、使用するビスや金具の数を増やすなどの工夫をして下さい。MDFによりますが、中央層のビスの引き抜き保持力は、表裏層に対し半減します。
なお、ビスで固定する場合、固定したい箇所にビスの直径に対し70~80%の穴を同じ長さだけ空けることで、保持力を最大発揮します。ご参考として下さい。
MDFは基本的には風通しのよい屋内に平置きして保管して下さい。壁に立てかけるなど適切ではない方法でしばらく保管すると曲がってしまうことがあります。湿気や日射など周辺環境による水分移動、自重によるたわみが原因で、曲がりの程度はMDFの厚さや寸法によっても異なります。一旦曲がってしまうと元に戻すのは難しく、後の加工の精度に影響するためご注意ください。
詳細情報をご希望の場合は、こちらからお問い合わせ下さい
ホクシンは過去、合板、PB(パーティクルボード)といった幅広い製品展開を行っていました。多角的な製造経験をもとに現在はMDFの製造に特化し、より高度な品質と持続可能なものづくりを追求しています。
【品質】
ホクシンでは2.5~9㎜の薄物タイプと9~30㎜の厚物タイプのMDFを製造しています。いずれもJIS A 5905 繊維板、ISO9001に基づき、厳格な品質管理の下で製造しており、木質材料や木質ボードの中では品質のばらつきが小さくなっております。
【原材料調達】
現在、国内調達チップは林業インフラの途上段階にあり、その希少性は年々高まってきています。(※)特に製紙やバイオマス発電など多方面で需要が急増しており、木質ボード原料としての確保には戦略的な対応が求められています。
ホクシンでは、輸入チップの輸送に伴うCO2排出量削減を優先課題と捉え、「最適なチップ構成」を追求しています。環境負荷の低減と経済合理性を高次元で両立させることで持続可能な製品共有体制を堅持してまいります。
(参考)
※林野庁HP
※我が国の木質バイオマスをめぐる現状と課題(一般社団法人 長野県林業普及協会)

MDFは自身の1.4倍の質量の二酸化炭素を固定し、温暖化抑制に貢献します。

MDFは木質繊維による緻密な材です。削り込んで曲面をきれいに仕上げることができます。

構造用MDFの透湿抵抗は木質ボード系耐力面材ではトップクラス、かつ、壁倍率4.3(※大壁)が適用できます。

MDFは木材を主原料としており、金属やプラスチックと比較して密度の低い材料です。芯材などに使う工夫をすれば、製品を軽量化できることがあります。

透湿の高い性質を生かし、耐水MDFを野地板として使えます。透湿ルーフィングシートと組み合わせることで、野地板の腐れを抑制します。

雨に濡れても乾きやすい耐水MDFを1階の床下地として上棟前に先行施工することで、足場を確保し安全に棟上げ作業ができます。
ホクシンのMDFには住宅構造用用途に特化したMDF「構造用スターウッド」とベーシックタイプのMDF「スターウッド」の大きく2種類があります。
PRODUCT
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高い透湿性とせん断力を併せ持つ耐力面材として評価されています。野地、床下地にも用途展開しています。1994年に日本初のツーバイフォー住宅用耐力面材MDFとして、壁倍率の大臣認定を取得しました。その後在来工法に仕様を広げ、多くの住宅会社様にご採用いただいてきました。また、床倍率の特別評定を取得し、スターウッド野地、スターウッド厚床として水平構面への利用を展開しています。

PRODUCT
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ホクシンのベーシックなMDFの商品名は「スターウッド」です。板面や木口面が緻密で化粧下地用に適しています。耐水性区分によってMタイプとUタイプの2種類に分けられます。多段プレスによる厚物を得意とするスターウッド(9~30㎜)と、連続プレスによる薄物を主体とするスターウッドTFB(2.5~9㎜)があります。豊富な種類とサイズバリエーションでお客様のご要望にお応えします。

STEP1
本ページ下のお問い合わせフォームから、必要な厚さ、サイズ、用途、必要数量を簡単にご記入し送信して下さい。サブロク(幅910ミリ、長さ1820ミリ)のような定番や、30センチメートル四方の小さなものであれば、ホームセンターや100円ショップで購入できることがあります。
※当社では小売りを行わないため、お問い合わせの数量によっては当社の代理店様をご紹介します。
お問い合わせはこちらからもできます

STEP2
詳細のお打合せをするため当社よりご連絡差し上げます。用途に応じたMDFをご提案し、ご必要に応じてお見積りを行い、サンプルをご提供します。加工に関するご相談もご遠慮なく申し付け下さい。

STEP3
貴社においてサンプルMDFを用いて試作、ご評価いただき、お見積り価格を含めご採用可否をご決定下さい。

STEP4
当社担当者とスケジュールの打合せをし、時期を決定し導入開始となります。

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