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MDFとは?3分でわかる徹底解説

MDFとはMedium Density Fiberboardの頭文字を取った略語で、中密度繊維板のことを指します。
MDFがどのようなものでなにに使われるのか説明いたします。

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リサイクル

エコな材料を探している

MDFは自身の1.4倍の質量の二酸化炭素を固定し、温暖化抑制に貢献します。


立体的な木材

曲面をきれいに仕上げたい

MDFは木質繊維による緻密な材です。削り込んで曲面をきれいに仕上げることができます。

打合せ

高断熱住宅に適した耐力面材を探している

構造用MDFの透湿抵抗は木質ボード系耐力面材ではトップクラス、かつ、壁倍率4.3(※大壁)が適用できます。

重量

製品質量を軽くしたい

MDFは木材を主原料としており、金属やプラスチックと比較して密度の低い材料です。芯材などに使う工夫をすれば、製品を軽量化できることがあります。

壊れた屋根

野地板の腐れが心配

透湿の高い性質を生かし、耐水MDFを野地板として使えます。透湿ルーフィングシートと組み合わせることで、野地板の腐れを抑制します。

棟上げ

棟上げ時に安全に作業したい

雨に濡れても乾きやすい耐水MDFを1階の床下地として上棟前に先行施工することで、足場を確保し安全に棟上げ作業ができます。

「それ、MDFで解決できます!」

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MDFとは

繊維状にした木材を主原料とした板状の製品で、規定の品質を満たすものです。

日本産業規格(JIS)や国際標準規格(ISO)を始め、各国により規定は異なりますが、いずれも用途に応じた強度や耐水性における分類があります。

DIYや工作用としてホームセンターや100円ショップで購入できる汎用的なものから、内装建材や木造建築構造材といった大きなサイズの特殊なものまであります。

MDFはアメリカで造られたのが始まりで、今では世界中で年間10億m3(立方メートル)供給され、これからも世界的に需要の拡大が期待されています。

MDFの特長

POINT

01

エコな素材です

製材や合板を製造するには1本の原木を必要としますが、その歩留まりは50~55%(※1)と言われています。その残材である背板や芯材は、燃料用として燃やされるか、もしくは廃棄されます。
MDFは、背板および芯材をチップに加工して原材料にできます。その比率は上記歩留まりの20%に相当します。原木の付加価値を高めることになり、循環資源としての山林の管理維持にも貢献する材料と言えます。

他にも、間伐材、木造建築解体時の柱、パレット・梱包材など、製材や合板を造ることのできない未利用材をチップにし、MDFに再生することもできます。燃やしたり処分しないことで、二酸化炭素の大気放散や産業廃棄物を減らすのに、MDFは貢献しています。

木材は炭素を含むため、焼却処分の際には二酸化炭素が発生しますが、MDFにリサイクルし建材などで数十年単位で二酸化炭素を固定して排出を抑えることで、温暖化対策に貢献できます。炭素固定量は二酸化炭素換算で、MDF自身の1.4倍と試算(※2)されています。

※1 林野庁「国産材の加工・流通・利用検討委員会資料資料(平成28年度)」 
※2 林野庁「建築物に利用した木材に係る炭素貯蔵量の表示に関するガイドライン」 

木材チップ

MDFの持続可能性ページへ

POINT

02

品質が安定、きれいに仕上がります

MDFは、木質チップを繊維状に分解し、その密度を揃えつつ再構成して造られます。
木材独特のばらつきが、この分解と再構成によって均質性が高まり、品質が安定するのです。
切削面が滑らで、木材特有の「狂い・ねじれ」がほとんどなく、また、化粧材をきれいに仕上げることができます。

サンプル

MDFの品質ページへ

POINT

03

耐久性に優れています

「MDFは水に弱い・膨れる」とイメージされがちです。MDFには耐水性の区分があり、JISの場合は耐水性の高い順に、耐水2、耐水1、普通、の3グレードに分けられ、用途に適したものが選べます。耐水2や耐水1は構造用や水廻りに使うことができます。 耐水グレードのMDFは各製造会社の独自技術により、切磋琢磨され実現しています。

耐水

MDFの開発ストーリーページへ

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MDFを使うときの注意点
MDFは様々なシーンで使うことができますが、いくつか注意点がありますのでご紹介します。

水掛かりの想定される場所では、防水処理をして使う

MDFは木材を主体とするため、水を含めば膨らむことがあります。一過性の水掛かりには耐水グレードのMDFを素で使う手もありますが、耐久材として使う場合には、シートを貼ったり塗装をするなどし、防水処理を行って下さい。塗装の前にシーラー(目留め)とサンダーペーパーによる研磨を行うことで防水性が高まり、きれいな状態を長く維持することができます。

表裏の密度の高い層を活用する

MDFをビスで固定する等、強さを必要とする場合は表裏面を使うようにして下さい。製法上、MDFの厚さ方向の密度は、一般的に表裏層が高く中心層は低くなります。MDFの密度と力学的強度は密接に関わり、正の相関傾向があります。やむなく中心層を使う場合には、使用するビスや金具の数を増やすなどの工夫をして下さい。MDFによりますが、中央層のビスの引き抜き保持力は、表裏層に対し半減します。
なお、ビスで固定する場合、固定したい箇所にビスの直径に対し70~80%の穴を同じ長さだけ空けることで、保持力を最大発揮します。ご参考として下さい。

保管、置き方に注意する

MDFは基本的には風通しのよい屋内に平置きして保管して下さい。壁に立てかけるなど適切ではない方法でしばらく保管すると曲がってしまうことがあります。湿気や日射など周辺環境による水分移動、自重によるたわみが原因で、曲がりの程度はMDFの厚さや寸法によっても異なります。一旦曲がってしまうと元に戻すのは難しく、後の加工の精度に影響するためご注意ください。

比較表

項目 MDF ポリプロピレン ガラス アルミ コンクリート
密度(g/cm3)  0.35以上 0.90~0.91 2.5  2.7  20
比熱(J/g・k)  1.3  1.7~1.9 0.74~0.83  0.9 0.88
熱伝導率(W/m・k)  0.13  0.12 1.0  210 1.6

MDF導入フロー

STEP1

お問い合わせフォームからご連絡下さい

本ページ下のお問い合わせフォームから、必要な厚さ、サイズ、用途、必要数量を簡単にご記入し送信して下さい。サブロク(幅910ミリ、長さ1820ミリ)のような定番や、30センチメートル四方の小さなものであれば、ホームセンターや100円ショップで購入できることがあります。
※当社では小売りを行わないため、お問い合わせの数量によっては当社の代理店様をご紹介します。

○○の様子

STEP2

当社担当者からご連絡します

詳細のお打合せをするため当社よりご連絡差し上げます。用途に応じたMDFをご提案し、ご必要に応じてお見積りを行い、サンプルをご提供します。加工に関するご相談もご遠慮なく申し付け下さい。

○○の様子

STEP3

サンプルによる試作とご評価

貴社においてサンプルMDFを用いて試作、ご評価いただき、お見積り価格を含めご採用可否をご決定下さい。

○○の様子

STEP4

導入

当社担当者とスケジュールの打合せをし、時期を決定し導入開始となります。

○○の様子

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住宅構造用に特化したMDFです。高い透湿性とせん断力を併せ持つ耐力面材として評価されています。野地、床下地にも用途展開しています。

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